真夜中は別の顔

昼間のお仕事にあらわれるお局様の理不尽さを綴りつつ、真夜中は副業の風俗嬢としての顔を持つ女が、風俗嬢の視線で書きたい事をかいていきます。

風俗嬢はじめました

小さい頃からピアノを習っていて、その影響でクラシックが好き。

中学のときはブラバンに入っていたし、高校でもピアノは続けていたけど、音楽大学に入れるほどの才能はなかった。

大学は普通の四年制。
数学と物理がからっきしダメなんで(*_*)、当然文系。

はじめて運動系のサークルに入ったのは、今までの自分を少し変えてみようかな?という、いま思えば理由にもならない理由。

テニスをはじめて、そしてはじめてペニスをしりました(笑)
今時にしては相当遅いデビュー。

彼氏はいたけど、ピアノのレッスンや学校、そして厳しい親の管理が、私のデビュー戦を妨げていた。

大学に入って、上京して、親の管理もいきなりなくなり自由に。
あぁ、自由って素晴らしいけど、自由って大変っておもった。

何をするにしても自分でやらないと。
食事、洗濯、掃除、そして生活費の工面。

男性をしって、お酒も覚えて、楽しい時間も増える一方で、増大するお金への不安。

割の良いバイトを探して転々とするうちに行き着いたのはキャバクラ。
若さである程度勝負できると思った。

もちろんナンバーワンになる人はものすごく努力しているのはわかるけど、そこまで気合い入れていたわけではなく、ある程度稼げれば良いかなと言う感じ。

おかげでそこそこお客様にも可愛がって頂けて、まとまったお金が頂けました♪

それでも、売上あげるために繰り広げられる光景は凄まじいものがあり、普通に就職しようとおもった。

地元に戻るのを視野に入れながらも、東京で就職。
とある業界の事務職、2年目、24歳。

お局様が展開する、素晴らしいと感嘆するほどイビツかつ理不尽なルールと支配力に疲弊する日々。
目立たず、差し障りなく、やり過ごすことが最善策と直感してやり過ごす日々。

東京はお金がかかる。
何がきついって、それは家賃。

新卒2年目事務職の給料では、相当きつい。
コスメをはじめとした日々の消耗品とささやかな食事、それにまだまだ少ないスーツの類いを揃えるだけであっという間に給料は底をつく。

事務の仕事を掛け持ちながら、出来るだけ割の良い仕事をと思ったときに頭に浮かんだのはキャバクラ嬢だった。