真夜中は別の顔

昼間のお仕事にあらわれるお局様の理不尽さを綴りつつ、真夜中は副業の風俗嬢としての顔を持つ女が、風俗嬢の視線で書きたい事をかいていきます。

なんでこんな仕事しているの?と聞いてくるお客さん

キャバクラの時にも何回か言われたけど、こっちの業界でもやっぱりいますね。
今日の二人目のお客さんが言ってきた…

でも、お客さん、そんな仕事をしているそんな女の子とあなたは遊んでいるんですよ?
色々な子がいて、色々な事情を抱えている、理由は十人十色だけど、目的はお金が欲しいというのが大半だと思う。

そして大半がこのお仕事をそれほど好きじゃないはず。
中には、一生懸命サービスして喜んでもらえる、必要とされる事が嬉しいという子もいるけど、かなりの少数派なのではないかな?

私は、どうだろう?
まだ初めて間もないから、揺れる感情の狭間にいる気がする。

昼のお仕事の事務職では得る事が出来ない、費やす時間に対して得られるお金の多さはどうやっても魅力的…
でも、やはり、自分の身体を消耗している気もする。

今日のお客さんみたいに、あまり快く思えない言葉を投げかけられ、それなりに傷つく事もある。
そんなの、風俗嬢をしているのだから自業自得だと言われればそれまでだけど、風俗嬢だって一人の女の子だから傷つくことだってあるのだ。

それでもまだ昼のお仕事で、お局様から受ける仕打ちよりはましな気がする。
それは得られる対価が大きいからだろうか…

昼のお仕事でも夜のお仕事でも消耗するというのは健全ではない気がするけど、数年後では働くことが難しいこの業界で、お仕事が出来るうちに働けていることは良いことなのかもしれない。

書いてみて、得られない結論に、私は戸惑っている。
もうすぐクリスマス。

私の側に寄り添ってくれる人は、今はいない。